2018年末にベトナムから日本に帰国し、つみたてNISAを2019年3月から開始しました。
老後資金、2000万円が必要か、否かと叫ばれている中、金融庁のホームページに行くと、興味深い記事を発見しました。
平成31年2月13日 付のつみたてNISAが100万口座を突破しました!の記事です。
ここには、 2018年12月末時点での NISA(一般)やつみたてNISAの情報が記載されています。
NISA(一般・つみたて)口座数 1247万口座、その内、NISA(一般)口座 1143万口座、つみたてNISA 104万口座となっております。
日本の総人口1億2643万人(2018年12月1日時点)であるため、日本国民の約10人に1人が NISA (一般・つみたて) 口座に加入しており、日本国民の100人に1人が つみたてNISAに加入しているということになります。
この数字をみて、皆さんはどのように感じられたでしょうか。
多いなと思われた方もおられると思いますし、少ないと思われた方もおられます。
私の印象は、少ないなと思いました。
NISAの情報が多く飛び交っている昨今、また、NISAの中には、預貯金と同じ程度のリスクしか負わないものもあるのですが、それでも、増えていないというのは、手間がかかる、申請がわかりづらいというのがあるのでしょうか。
さらに掘り下げていくとさらに面白いデータが見えてきました。
各年代別NISA口座数をみると、60代以降でかなりの割合を占めていることがわかります。
20~50代 49%
60代以降 51%

つづいてNISA(一般)とつみたてNISAの世代別加入割合です。
NISA(一般)は、60代以降に人気があるのがわかります。

つみたてNISAは、20~40代に人気があることがわかります。
少しずつの堅実に運用して、老後を考えたいという人が多いのかと思います。

また、さらに各世代人口に占める各世代加入者の割合を示します。

こちらでも60代以降が高く、NISAに関心が高いことがわかります。
NISAの役割としては、国民の預金を、少しでも投資にということで加入者はまだまだ少ないですが、それはそのように動きはじめており、良い方向かと思います。
またつみたてNISAを始めたことで、現役世代もNISAへの運用を始めたようにみられます。
ただ、子育て・マイホームなどお金がいろいろと必要となる世代において、投資にまわせるお金がないのも事実で、こちらの対策ができないと、現在の現役世代の老後の不安は消えないのかなと思います。
Around 40の自分としては、そこの制度をなんとかしてもらいたいと思いつつ、自分自身でも考え、行動し、子育て資金のための預金・マイホームのローン返却しながら、老後のために、少しでも投資に回して、増やしていければと考えております。
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