タルムードとは何か?
タルムードをご存じでしょうか?タルムードは、ユダヤ教の聖典であり、その内容は約250万語、70巻、1万2000ページにも及びます。タルムードは、ユダヤ教の教義や律法、そして日常生活の知恵を伝える書物であり、ユダヤ人の生活と文化に深く根付いています。
『ユダヤ5000年の教え』
『ユダヤ5000年の教え』は、タルムードと旧約聖書の解釈について、ラビ(僧侶)たちがブレーンストーミングをした記録をまとめた一冊です。この本は、ビジネスで成功するための知恵や蓄財の方法、知恵を磨く方法、人付き合いのコツなど、あらゆるシーンで役立つ内容が詰まっています。
ユダヤ人の成功の秘密
ユダヤ人とは?
ユダヤ人は世界で約1400万人おり、全人口の1%にも満たない少数派ですが、世界的に有名な人物が数多くいます。以下に、その一部を紹介します。
- マルクス(科学的社会主義の創始者)
- アインシュタイン(20世紀最高の物理学者)
- フロイト(精神分析学の創始者)
- ドラッカー(経営学の父、マネジメントの権威、ビジネス・コンサルタントの創始者)
- ロスチャイルド(国際金融業の世界で最も有名な一族)
- ロイター(報道通信業の先駆者)
- スティーブン・スピルバーグ(著名な映画監督)
- マーク・ザッカーバーグ(Facebook創業者)
- ラリー・ペイジ(Googleの共同創業者)
このように、ユダヤ人は多くの分野で成功を収めてきました。その背景には、タルムードや旧約聖書の教えが深く関わっています。
『ユダヤ5000年の教え』の構成
この本は、以下の9つの章で構成されています。
- なぜユダヤ人に成功者が多いのか
- 成功の法則
- 貧乏と金持ち
- 幸福と不幸
- 知識と知恵
- 賢者の言葉
- 恋愛と結婚
- つきあい術
- 人はどんな状況でも学ぶことができる
印象に残る言葉(格言)
この本の中で特に印象に残った格言をいくつか紹介します。
- 「毎日、今日があなたの最後の日だと思え。」
- 「0から1への距離は、1から1000への距離より大きい。」
- 「道順を10回聞いたほうが一回道に迷うより良い。」
- 「幸運に頼っているだけではいけない。幸運に協力しなければならない。」
- 「奇跡を願っても良い。しかし、奇跡に頼ってはならない。」
- 「善行の最大の報酬は何か?もう一つ善行ができることである。」
- 「善行よりも悪事のほうが速く広まる。」
- 「人は金銭を時間よりも大切にするが、失われた時間は金銭では買えない。」
これらの格言は、日々の生活やビジネスの場面で参考になるものばかりです。
感想
時代によって変わっていくこともあれば、変わらないこともあります。この本に記載されている教えは、5000年前から伝えられてきたものであり、時代が移り変わっても変わらない普遍的な知恵が詰まっています。ユダヤ人だけでなく、日本人を含むすべての人にとっても理解しやすく、実生活に役立つ内容が多く含まれています。
繰り返し読むことで、身体にしみこませるべき内容が多く、子供にも早くから読ませたい本の一つです。
まとめ
- 『タルムード』と『旧約聖書』から厳選された話が記載されている
- 日本人にも理解しやすく、今日の今から役立つおすすめの一冊
ぜひ一度手に取ってみてください。
購入リンク
Rakuten〈新版〉ユダヤ5000年の教え (小学館新書)
おまけ
タルムード関連の図書もいくつか紹介しますので、ぜひ読んでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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